ボクの道迷い

迷った!

昨日は偉そうに書きましたが・・。

昨日は、登山で道に迷ったら戻れという話を書きましたが、今日は自分の体験を書いてみたいと思います。

まず、最近の話ですと、春先に長野の雨飾山で少しだけ道に迷いました。
残雪期で踏み跡が雨の跡と区別がつかなくなっていたことと、冬なので夏道と違っていた為にGPSの軌跡があまり役にたたなかったのです。

基本的に雪が積もると夏道ほどルートが決まっていないことも多く、ショートカット気味のルートになっていることが多いです。(雪だと危ない夏道もありますし)

ボクが登った時、登山道のわかりにくそうなところには紅殻(べにがら)と言って赤い粉が蒔かれていましたが、途中で消えてしまい、今度は付近に見えた赤いリボンを目印に進んで行ったら途中でリボンがなくなり、気づいてGPSで確認した時には見事にルートを外れてしまいました。

やはり愚考(笑)

地図上では30m程度それていただけなので、真横に進んでいけば正しいルートに戻れるはずなのですが、その進んでいきたい先は藪、藪。
他に進みながら戻る手も考えて見たのですが谷筋で別方向に進むのでNG。
セオリー通り戻ることにしました。

何年たっても悪あがきはしてしまいそうになりますね。

広大な森のなかで道に迷う

もう一つ印象的なのは浅間山です。
この山では2回迷いました。ひとつ目は浅間山のふもとは湯ノ平高原と言って広大な平な森が広がっているのですが、本当に歩きやすい道で積雪があると登山道が全くわからず、どこを歩いてもいいような状態で、踏み跡もあちこちにありました。

その中で踏跡を追っていったのですが、途中でわからなくなりどこに分岐があるのかわからなくなりました。周囲は見渡すかぎりの森。目印になるような山も見えず、自分がどこにいるのかさっぱりわかりません。
このようなときには紙の地図は役に立ちません。自分の位置を見失っているのですから。

ボクはその時GPSで位置を確認して位置はわかったものの、目指す分岐がわからずこまりました。結局分岐の方向に向きGPSで距離を確認し、300m先なら400歩くらいかなと目安を決めて歩き、無事に分岐にたどり着くことが出来ました。

と、簡単に書きましたが、一方向に決めて真っ直ぐ歩くのは色々と藪があったりして苦労もしました。

広大な森のなか、開放感でいっぱいの優しい森だなあと思って歩いていたのですが、気を抜いたばかりに道に迷いヒヤリとさせられました。

一難去ってまた一難

その後は道には迷わず進めたのですが、黒斑山を経て草すべりの分岐が見つけられませんでした。GPSで確認してもあるはずの分岐が見つけられません。

さて、どうしたものかと周辺をウロウロしてみたら行くはずのルートと違うのルートですが、同じルートに戻れそうなところ(ルートとは言えそうもないところ)があり、足あとらしきものもありましたので、そこを降りてみようと決心し降りてみました。
が、その道は見た感じより急で降りていった先でどうしても進めない状態になってしまいました。見えていたはずの足あともそこで止まっており、どうやら引き返したようでした。

ボクも仕方なく来た道を戻ろうとしたのですが、かなり急で疲労の蓄積もあり、足が攣ってしまったので回復するまで休んだりして登り返しの体力も使い結構なロスとなってしまいました。

その後、ヘロヘロになりながらももう一度草すべりの分岐点があるはずのところに戻ってみたらそこに別の登山者の方がいて、その方に正しいルートを教えてもらいました。

気力切れかけ

もし、その時その正しいルートを教えてくれた登山者の方がいなかったらどうしてたかって?
その時には仕方がないですが、登ってきたところとは違う登山口へのルートはわかっていたのでそこに降り、そこからクルマを駐車した当初の登山口までタクシーで行こうと決めていました。・・もう、気力も切れかけてましたし・・。

自分の恥を晒してしまいましたが、誰かの役に立てば幸いです。

でわまた。

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