新潟県民の憩の山、弥彦山 その2

先日の続きです。

弥彦山の登山としての位置づけは初心者向けなのですが、実際に登ってみると標高差で560mくらいを登山道2km程度で登ってしまうので結構急登なんです。

でも、なんとなく登りやすい、そして前回書いたように「子供の頃に遠足で登った記憶」があるために超カジュアルな格好で登りに来る人が後を絶たないのです。ご近所で毎日の散歩コースにしているのか、片手にスーパーのガサガサ袋にペットボトルを入れた人、ソールがまっ平らなスニーカーの人。今までで一番驚いたのは女性のツーピースのスーツ姿の方。肩には簡単なショルダーバック。「通勤?」と2度見3度見してしまいました。

その時は僕が降りてきた時に登山口からすぐのところですれ違ったので、その後はどうしたのかわかりませんが、流石に途中で断念してくれたことを祈ります。

さて、登山道は基本的に3つあります。

  1. 弥彦神社側から登る表参道ルート。
  2. 海沿いの西正寺側から登る裏参道ルート
  3. ふもとの八枚沢から登る八枚沢ルートですね。

1,2が「参道ルート」となっているのは、山頂が弥彦神社の「奥之院」となっているためにそこに至る参道という位置づけなのでしょうね。

実は弥彦山は春先、雪割草が沢山見れる山としても有名なんです。僕も今年春先に登って沢山の雪割草を見ることが出来ました。

その時の登山道は2の裏参道ルートでした。こちら側は弥彦神社のある表参道ルートと違って駐車場があまりないのが難点なのですが、その分人も相対的に少なく静かな山歩きができる良いコースです。そしてこちらのほうが雪割草も沢山生えています。

本当のところ「花の百名山」で雪割草で有名なのは角田山なのですが、こちらの方はその「花の百名山」で有名になりすぎたせいで人も多く、一番有名なコースは地権者さんの「花盗るな」の立て札がアチラコチラにあり、あまり登っていて気分の良いものではないのです。それでも別の良い点もありますので角田山のことはまた近いうちに書きたいと思っています。

話を戻しますが、裏参道ルートで雪割草を見たい時はあまり気負わなくても大丈夫です。山頂まで登らなくても沢山の花が見れますで。

山頂に立つのも登山の醍醐味ですが、沢山の花を見れて満足できれば途中でやめても全然楽しいと思います。実際僕も春先に登った時は義母と一緒だったこともあり途中、五合目くらいかな?で帰ってきましたが、全然満足できました。

そうだ、弥彦山の山頂にも触れないと。

弥彦山の山頂は車で登る(弥彦山スカイライン)ことが出来るのでドライブインのような施設と、山頂に更に展望タワーがあります。

更に弥彦神社の方からはロープウェイもありますので手軽に山頂に到着できます。ですので登って疲れきってしまっても帰りはロープウェイなんてことも出来るのでご安心を。確か元旦の御来光用に年始も営業していたような気もします。

登山道から登ってきた人は先ほど書いたドライブインにレストランもありますので山頂パフェ、ソフトクリームなんて贅沢も出来ます。

なので、お子様連れでも「もう少し頑張ったらパフェだよ!」とか目の前に人参をぶら下げることが出来ますよ。

是非一度訪れてみてください。

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