今日も新潟の愛すべき低山の紹介。今日は新潟市の角田山です。
先日の弥彦山の紹介にも出てきましたが、この角田山は「花の百名山」に選ばれているので全国から足を運ばれる山になっています。特に春先に雪割草、カタクリの花が沢山咲きます。その他にも夏、キツネノカミソリが群生したり、ユリの花など低山の割に見どころのある山です。
地元民にも愛され、手軽に登れる山のせいか、登山道が沢山あります
- 稲島コース
- 灯台コース
- 五ケ峠コース
- 浦浜コース
- 湯の腰コース
- 五りん石コース
- 福井ほたるの里コース
が定番となっていて、その他にも非公認コースとして
- ヨーロッパ松コース
- 宮前コース
- 小浜コース
- 桜曽根コース
とあります。(もしかするとまだあるのかも知れません)
そのなかでも、雪割草で有名なのが桜曽根コースなのですが、僕の個人的な感情でこのコース、有名になりすぎたせいでコースの痛み(ゴム無しストック、スパイク付き長靴のせいで)や心ない登山者・・いや泥棒目的なので登山者とは呼びたくないですが。の盗掘が多いらしく、当たり前なのですが地権者さんも怒っているようで、あちらこちらに立て札が掲げられていて、登っていてそれを見かけると気分が暗くなってしまうんです。その他この先入るな的なロープが張ってあったりして自然を見に来ているつもりが不自然を感じてしまうという。。
そんな角田山なのですが、僕のオススメのコースは「灯台コース」です。
角田浜の灯台脇から登るこのコースは「海抜0メートルから登れる」と言う意味でまた有名な登山コースです。
海岸から登り始めるので景色もピカ一で、登っている途中、上から見下ろした灯台と海の景色は心に焼き付きます。登って行くとかなり急に見えるザレ場もあったりして「やる気」を起こさせてくれるコースとも言えます。
もちろん帰りは降りてきてそのまま海辺で休む(海水浴だって!)事もできますし、海の家なんかもありますのでアイスなんかも楽しめます。
帰りの時間を遅くすれば海に太陽が沈むところも見れたりして。(日本海だから海に陽が沈むんですよ)考えただけで素敵でしょう。
実を言うと僕の初めての登山は(おとなになってからの)この角田山灯台コースなのです。だから尚更思い入れがあるんですね。
さて、角田山の山頂は広くて休憩するにはとても良いのですが、いかんせん眺望が全く無いのです。なので、僕はいつも灯台コースから登るとそのまま稲島コースの方に進み「観音堂」で休憩をします。ここは越後平野が広がってすごく景色が良いのです。
その僕が登山を始めた時は「提灯登山」と言って提灯を持って登山をして、この観音堂で花火を見るなんてイベント(ちょうど真横に花火が上がる)をやっていたのですが、数年前から中止されています。何年かに一度でいいので復活してもらいたいですね。