登山中、休憩時のアドバイス

登山は下りに注意を払いましょう

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人が平地を歩くときの平均速度は4キロ位と言われています。ボクも気にせずに歩いていると大体それくらいです。しかし、登山だと荷物の大きさ、登山道のアップダウンでかなり速度が落ちてしまいます。

登りはやはり荷物の重さを持ち上げているので早くは歩けませんが、下りだとその重さが進行方向にかかるためどうしても早足になってしまいがちです。

登りでは坂道を登るわけですが、その時筋肉は足の筋肉を中心に全身の筋肉を使って心拍数が上がって、エネルギーの消費が大きいのですが、実は動き自体は速い動きではないので筋肉の痛みにはあまりつながらないのです。

逆に下りではエネルギーの消費は少なくカラダは楽になるのですが、加速がついた動きになり、背負った荷物、体重に比例して大きな衝撃が足、膝、腰などに伝わります。足場が悪かったり、枯れ葉が堆積したような道であったりすると滑らないようにと更に筋肉が緊張し、そこに衝撃が加わることにより筋組織が損傷して筋肉痛、関節痛へとつながっていくのです。

登りでは主に体力が奪われ、下りでは筋肉と関節が消耗していくので登山では下りに注意を払うべきなのだと思います。

登山を効率よくしていくためには、なるべくカラダに負担を貯めない様に常に自分のカラダの様子に注意を払い、自分の楽なペースを守ったほうが良いですよ。

休憩について

休憩について、ひとつアドバイスを。
良く見かける光景として、登り始めはカラダが暖まっていないために厚着で登り始め、少し登ると汗だくで早々に上着を脱いで休憩。そこでカラダが冷えたらまた上着を着て登り出す。コレを繰り返している方いらっしゃいませんか?
この繰り返しは無駄に汗をかく事になり、下着がビチョビチョになり疲労の具合も大きいのです。
歩き始めは少し寒いですが上着を脱いで歩き出しましょう。しばらく歩けばカラダが暖まってくるので大丈夫です。そして休憩の時こそ上着、防寒着を着るのです。休憩でカラダを冷やすと体の動きが悪くなりますからね。
ですのでストレッチなどもいいですね。意外に登山中は膝の可動域は狭いので時折膝、足首などを大きく動かして柔軟性をもたせておくことにより、足をすべらせてバランスを崩した時などに大きく動いた時の怪我の防止にもなります。

登る時は上着を脱ぎ、休憩時は上着を着る、そしてストレッチで柔軟性と保温。
ボクは山の先輩から聞いたこのアドバイスのおかげで大分ラクに登山が出来るようになりました。

皆さんも是非試してみてください。

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